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暦の話

杏庵の歳時記 寒露(其の3)

2016/10/18

寒露の末候 第51候 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

蟋蟀とありますが、この候に登場するのは「ギーッチョン」と鳴くキリギリスではなく、夏から初冬によく見られるツヅレサセコオロギだと思われます。秋も深まった頃、リーリーリーと鈴の様な音色を響かせる、あの虫です。

コオロギ

昔の人は繕いものをしながら、その音を「肩刺せ、裾刺せ、綴れ(つづれ)刺せ」と聞いたのだとか。秋の夜長、蟋蟀の歌に促されて冬支度を急ぐ情景が思い浮かびます。

  • 旬の果物は

栗

胃腸の働きを高めて気を補い、血流を改善したり、下痢を止める働きがあります。また老化防止効果があり、加齢が原因の足腰の衰えや頻尿、難聴、耳鳴りなどの改善も期待できます。

くるみと組み合わせると、足腰の強化と老化防止の効果がアップします。

 

栗と“老化防止”の関係があまりパッとしなかったので、栗について調べてみました。

  • 渋皮にはタンニンが含まれるようです。このタンニンの抗酸化作用が“老化防止効果”の役に立っているようです。
  • 実にはビタミンCが多く含まれています。本来ビタミンCは熱に弱く壊れやすいものなのですが、栗に含まれるビタミンCは栗の実のデンプンに守られているため、熱されても壊れにくいようです。ビタミンCは美肌効果やシミ・シワの改善に良いとされています。

ということは、マロングラッセが一番効率的なのかも。

鍼灸治療と美味しい栗を食べて身体の中も見た目も若々しさを保ちましょう!

※カロリーは果実類の中で一番高いので、食べ過ぎには注意しましょう。

 

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