杏庵の歳時記 小雪(其の1)
今日から二十四節気の小雪(しょうせつ)
北風の冷たさが、日々はっきりと感じられるようになります。北国では里にも雪がちらつくことがありますが、まだ本格的には至りません。ちょっとした雪、の意としての「小雪」です。
第五十八候 虹蔵不見(にじかくれてみえず)
昼の時間が短くなり、日差しもめっきりと衰えて、どんよりとした曇りがちの日も多くなります。ねずみ色の空を見上げながら、ふと、虹を見る日もほとんどなくなったと思う、そんな季節感を表しているのがこの言葉。
いっぽうで俳句の季語に「冬の虹」という言葉もあるのですが、こちらは、寒々とした雨が上がった晴れ間に、ひょっと珍しいものに出会った、そんな新鮮さを含む響きを持っています。
旬の野菜は大豆(だいず)
「畑の肉」とも呼ばれる大豆は、たんぱく質や脂質、ビタミンB群、ミネラルを豊富に含む栄養価の高い食材です。
気を補って消化機能を高め、消化不良やお腹の張り疲労を回避します。また、豆腐や豆乳は身体の余分な熱を取り除いて潤いを与えるので喉の渇きや咳、痰、下痢の改善にも効果的です。また、女性ホルモン様の働きをするイソフラボンを含み、更年期障害や骨粗鬆症の改善、美肌効果が期待できます。
豆乳を200ml〜400ml(子どもは200ml)ほど飲むと貧血や低血圧の改善や免疫力アップに効果があります。なるべく搾りたての豆乳を飲むと良いでしょう。
地震の被害が大きくなりませんように。