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暦の話

杏庵の歳時記 冬至(其の2)

2016/12/28

第六十五候 麋角解(さわしかのつのおつる)

麋とは、大型のシカの一種で、 一般にヘラジカ、またはオオジカのことといわれます。雄の特徴のひとつに、枝分かれした巨大な角があります。角は春に生え始め、 冬のこの時期に脱落します。


ところでこのヘラジカ、 北米ではムース、 エルクなどと呼ばれ、 ユーラシア大陸では北部の針葉樹林に広く棲むとされます。日本では自然には見られないもののようですが、 七十二候の言葉は、 もともと中国で生まれたものも多く、 江戸時代の日本人は異国の極寒の風情を想像して楽しんだのかもしれません。

旬の野菜は黒豆(くろまめ)

薬膳では、くろまめや黒ごま、黒きくらげなどの「黒い食材」は、腎の働きを高める作用があると考えます。


なかでも黒い食材の代表格であるくろまめは、血や生命力を補って血液の循環を改善し、腰痛や月経不順、疲労回復、老化防止などに効果的です。また、胃腸の働きを高めて水分の代謝を促すので、全身のむくみの解消にも。アントシアニンやサポニンなど抗酸化作用の高い成分も多く、 生活習慣病の予防にも優れています。

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