夏場の病
2018/10/09
院長の是清です(^-^)
今年は、最高気温が40℃を超えるようなところが…皆さんは体調崩していませんか?
いつもなら、「エアコンで冷やしすぎると夏バテになるよ」「秋口に風邪ひいちゃうかも」とか言うてるのですが、この暑さではそんなこと言えん状態です。
今回は東洋医学的な観点から熱中症を考えてみたいと思います。
「暑さ」は東洋医学的には暑邪とか、火邪とか言います。いかにも熱そうですよね。
この暑邪が身体に入りすぎると、意識障害を引き起こします。
なぜ、暑さが意識障害を引き起こすかというと
五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 | |
五臓 | 肝 | 心 | 脾 | 肺 | 腎 | |
五季 | 春 | 夏 | 土用 | 秋 | 冬 | 五臓が影響を受けやすい季節 |
五邪 | 風 | 暑 | 湿 | 燥 | 寒 | 五臓の外因になりやすい気候 |
五神 | 魂 | 神 | 意智 | 魄 | 精志 | 各臓が蔵しているもの |
五液 | 涙 | 汗 | 涎 | 涕 | 唾 | 臓腑が変動したときに分泌されるもの |
心は夏に活発に活動するので、その分暑邪の影響を受けやすい。
暑いと汗がよく出る→汗が出すぎると汗をコントロールする心に影響する→心が蔵している神(精神活動みたいなもの)が影響を受ける
心は「君主の官」と言われ、五臓を統べるとても大事な臓です。そのため、心が失調すると他の臓腑もひどく影響を受けてしまうのです。
その結果、生命活動全体に影響が出て、意識障害が引き起こされます。
来月は平年並みの気温になるようです。それでも暑いのは変わりませんので注意しないといけないですね。
という感じでなんとなくまとめてみました。